ギターには様々なパーツや部位があり、それぞれに名前と役割がありますのでご紹介致します。
まず、ギターは大きく3つの部位に分けられます。
ヘッド、ネック、ボディの3つで、エレキギター、アコースティックギター問わず共通の呼び名です。
【ペグ】
弦を巻き付けるパーツです。
弦の絞め具合(引っぱる強さ)で音程を上げ下げ出来ます。
【ナット】
弦をヘッドへ向かわせる為の支点になります。
弦受けとも言います。
【指板】
「しばん」と読みます。
ネックの表側の事を言います。
ここに指を乗せて弾きます。
【フレット】
指板に埋め込まれている金属の棒です。
ヘッドの方からボディに向かって1フレット、2フレット・・・と数えます。
弦をフレットに押さえつける事で音程を作る事が出来ます。
【弦】
ギターには通常6本の弦が張られています。
一番細い方を1弦と言い、そこから順に2弦、3弦と太くなって行きます。
【ポジションマーク】
フレットの位置を示す目印です。
アコギの場合、5、7、9、12、15、17フレットに付けられています。
【ピックアップ】
弦の音を拾うマイクの役割をし、アコギでもアンプ等に繋げる事が出来ます。
これは元々ピックアップが付いていないアコギに後付けしたものです。
最初から内蔵されているギターもあります。
【ピックガード】
演奏中、右手を振った時にピックがボディに当たり傷を付けてしまうのを防ぐカバーです。
【ブリッジ】
弦を固定して、弦の振動をボディに伝える役割を持ちます。
【サドル】
ヘッド部のナットと共に弦を支えます。
弦を外すと簡単にスポっと取り外せます。
底部を削り弦の浮いている高さを調整したりも出来ます。
【ブリッジピン】
弦をブリッジに固定する為の止め具です。
アコギと同じ名称のパーツは機能も同じなので省略します。
【テンションピン】
ストリングガイドとも言います。
弦のテンション(張りの強さ)を強くする為にあります。
テンションが弱いと弦がナットから外れてしまう事があり、それを防ぐ効果があります。
【ストラップピン】
ギターを立って弾く時に必要になるストラップを掛ける為のピンです。
【ポジションマーク】
エレキギターはアコギよりも多く、3、5、7、9、12、15、17、19、21、24フレットに書かれてるものが一般的です。
【ピックアップ】
エレキギターの場合、2つ以上のピックアップが乗っている事が多いです。
3つある内、ヘッド寄りをフロントピックアップ、真ん中がセンターピックアップ、ブリッジ寄りをリアピックアップと言います。
省略して、フロント、センター、リアと呼ぶのが一般的です。
【ピックアップセレクター】
3つあるピックアップのどれで音を拾うのかを選択する為のパーツです。
5段階スイッチを切り替える事が出来、①フロントのみ、②フロントとセンター、③センターのみ、④センターとリア、⑤リアのみ、と切り替えられ、それぞれ微妙に音が変わります。3段階スイッチのタイプもあり、①フロントのみ、②センターのみ、③リアのみ、と切り替えられます。
【ボリュームノブ】
ギター本体の音量を操作出来ます。
ギターをシールドでアンプなど外部の機器に接続している時でないと操作しても効果がありません。
【トーンノブ】
2つ付いており高音の強さ、低音の強さを調整出来ます。
こちらもボリュームと同様に外部機器に出力している時のみ効果があります。
【ジャック】
シールドを挿入する為の穴です。
この大きさの穴を「フォンジャック」と言います。