ギターが上手く弾けないのは、自分が初心者だから、ギターは難しいものだからと思い込んでしまいがちですが実はギター自体にも原因があり調整次第で弾きやすくする事が出来ます。
新品、中古に関わらず最初から張られている弦は少し太めのものが多く、弦が太いとテンション(張り)が強くなり、押さえる力も強くする必要があります。
細い弦に交換する事で張りが弱くなり、弱い力でも弦を押さえる事が出来るようになるので弾きやすくなります。
おススメ機材のページで細い弦をご紹介しています。
弦の浮いている高さの事を弦高(げんこう)と言い、高いと強い力で押さえる必要があり弾きにくい原因になります。
下げることで少ない力でも弦を押さえることが出来るようになり弾きやすくなります。
しかし、弦高は下げすぎると弾いた弦が振動した時にフレットに触れてしまい音がビリビリと鳴り(ビビりとも言います)音が伸びなくなってしまいますので下げすぎないよう注意が必要です。
ギターによって弦高の調整の仕方は異なります。
エレキギターの場合はブリッジ部分のネジや六角を回す事で弦高を上下させます。
アコギ、ギタレレの場合はブリッジにはめ込んであるサドルを取り外し底部を紙やすりなどで削って下げていきます。削りすぎた場合元に戻す(高くする)事が出来ませんので弦交換の度に少しずつ様子を見ながら削っていきます。
これまでの二点はギターを購入した後でも調整する事が出来ますが、ギター本体は変更する事が出来ませんので購入時に身体のサイズに合っているものを選びましょう。
特にアコギはエレキに比べボディが大きくサイズも様々ですので構えた際の右肘から先が前面に出しやすいかを基準に色々弾き比べてみましょう。
おススメ機材のページで紹介しているアコギは大人用ですが小さめのサイズで11才ぐらいのお子さんからでも弾くことが出来ます。
6才から10才くらいまでのお子さんにはギタレレがオススメです。
楽器屋の店員さんや教則本、ネットの情報では③ギターの大きさに関してよく言及していますが、①弦の太さ、②弦高の高さについて語られることは少ないです。
初心者の方にとって最も大切なことは一回でも多く、一分でも長くギターに触れて慣れることです。
ただでさえギターを弾くことに馴れていない初心者の方が、弾きにくいのはギターに原因があると知らずに余計に難易度があがりモチベーションが下がってしまうのは非常に勿体無いことです。